酒気帯び運転による懲戒免職処分が違法と判断
2016-09-16
酒気帯び運転により、懲戒免職処分を受けた福岡市の職員が処分の取り消しを求めた事案で、最高裁判所は、市の懲戒免職処分は違法との判断を示しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160912-00000094-asahi-soci
(引用元 朝日新聞デジタル 平成28年9月12日)
市職員の行動は、飲酒運転の中では比較的態様が軽いことが考慮されています。
また、懲戒免職処分の適法性は、公務員でも会社でもあっても慎重に判断されます。
刑事事件により有罪判決となったことを理由とする懲戒免職処分が直ちに許されるわけではない点に留意が必要です。
馬渕総合法律事務所 弁護士 馬渕裕二
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